渋沢栄一を知る

簡単な論語と算盤の概要

著者略歴

・渋沢栄一
サッポロやみずほ銀行など481社の設立に関わった「近代日本の経済を支えた人物」
次の1万円札の顔となることも決まっている。
大蔵省の役人で、井上薫の次官も務めた。
その後経済界へ転身する。
その渋沢栄一がバイブルとしていたものが「論語」でした。
論語は中国の春秋時代に活躍した孔子とその弟子たちの言語録です。

処世と信条

上手くや渡りをしていくには信条が大切でありその中心に論語の考えを持ちましょう。

立志と学問

世の中のためになる志をもち、日々学問に励むことが大切である。

常識と習慣

常識とは何か、よい常識とは何なのかを理解して、習慣として身につけるよう努めよう。

仁義と富貴

仁義を果たした先にある富を目指そう。逆に仁義を疎かにした富は廃れていくであろう。

理想と迷信

仕事に理想を持ち、迷信に惑わされないよう気を付けよう。

人格と修養

人の価値は人格で判断すべきである。自分を磨くために学ぼう。

算盤と権利

経済活動においても自分の信念と違うもの、悪意を持った者にはたとえ目上の人であろうと毅然とした態度を貫く権利がある。

実業と士道

経済活動と武士道は相いれないものではなく、むしろ非常に大切な考え方である。

教育と情誼

情誼とは人と付き合う上での人情や誠意のことです。
どんなものにも教育が行き届くべきであり、それが国力となり、人情を育むことにつながる。

成敗と運命

自分にできることをしたのであれば、あとは天命を待つのみである。

まとめ